1年中スーパーで見かけるキャベツは、食べることで胃炎や潰瘍の回復に効果があると言われています。
キャベツは、青汁によく使われているケールから生まれました。
栄養満点のキャベツの種類や栄養成分、おいしい時期、保存方法などをご紹介します。
栄養成分
- ビタミンC
- ビタミンU
- カルシウム
- β-カロテン
キャベツにはビタミンUが含まれていて、これが胃炎や潰瘍の回復に効果があります。
ビタミンUはキャベジンと言われている水溶性ビタミン様物質です。
ビタミンCやアミノ酸、カルシウムが豊富で、歯の緑色の部分にはβ-カロテンが多く含まれています。
エネルギー量
- 23kcal/100g
種類
1年中見かけるキャベツは、春キャベツ、夏秋キャベツ、冬キャベツに分けられ、出回る時期によって特徴が異なります。
一般的なキャベツは冬キャベツで、何枚も重なった葉がしっかりと巻かれていて、ずっしりと重いものが出回るのは11月〜3月になります。
これが寒玉と呼ばれる冬キャベツで、甘みがあるのでロールキャベツのような煮込み料理に最適です。
また、葉の巻がゆるくて内側まで黄緑色した葉質の柔らかいキャベツは、春先から店頭で見かけます。
これは春キャベツと呼ばれています。みずみずしくて生食向きで最近特に人気で、年々生産量が増えてきています。
おいしい時期
- 春キャベツ:3月〜5月
- 夏キャベツ:7月〜8月
- 冬キャベツ:1月〜3月
産地
- 春キャベツ:千葉・神奈川・茨城など
- 夏秋:群馬・長野
- 冬キャベツ:愛知
その時期にキャベツによって栽培場所が異なっています。
保存方法
- 丸いままだとビニール袋に入れて冷蔵庫に保存
- カットしたものは必ずラップに包んで、冷蔵庫に保存
鮮度を保つ野菜専用の保存袋があると便利です。
効果がある症状
- 胃潰瘍
- 十二指腸潰瘍
- 胃炎
キャベツに多く含まれているビタミンUは胃の働きを正常化します。胃酸の分泌を抑えたり、胃腸の粘膜の新陳代謝を活発にしてくれます。
また、胃腸の粘膜に必要ななのは新しいタンパク質ですが、タンパク質の合成を促進する嬉しい働きもあります。
とんかつや唐揚げなどの揚げ物の脇に添えられているキャベツの千切りは見た目のバランスだけではなく、肉や脂質の酸化を抑えて胃もたれを防ぐ効果があります。
ビタミンUはまだまだ不明点の多い栄養素で、今後新しい発見があるかもしれません。
原材料にキャベツが入っている青汁
青汁の場合、栄養価が高くて味が濃いので味が苦手な方も多いです。
その青汁の味が苦手な方向けの飲みやすい野菜ジュースタイプの青汁が出ています。そのような青汁に甘味のあるキャベツはよく使われています。
- サンスター健康道場「おいしい青汁」:青汁が嫌いな方向け、ピューレタイプで飲みやすい
- サンスター健康道場「緑でサラナ」:青汁が嫌い方向け、コレステロールを下げるのを目的としている
- 森永「おいしい青汁」:食物繊維を追加した機能性食品。野菜ジュースのように飲みやすい