クロレラは淡水に生息する藻の仲間「緑藻」です。なんと今から5億年前から生息し、環境の変化に耐えながら驚くべき繁殖力で生き続けています。
そんなクロレラが今、未来の食糧として注目されています。
クロレラの栄養や摂ることの効果、副作用などをまとめてみました。
クロレラの栄養
▲写真はクロレラのサプリメント
クロレラは単細胞性で葉緑素(クロロフィル)やたんぱく質が多く、その他マグネシウム、鉄分、ビタミンB2、ビタミンD、などの栄養素を含んでいることから微生物食糧として注目され、日本では1951年(昭和26年)から研究開発が進められてきました。
特にたんぱく質は人間に必要とされる60%を含んでいることもあり、NASAも宇宙食として研究されています。
参考:株式会社ノーベルより
クロレラは単細胞のため、繁殖力が強いことで有名です。20分間に4分裂する驚異的な繁殖力は、葉緑素やたんぱく質を含んだ植物の中では一番繁殖力が高いと言われています。
クロレラは酸性の体質を弱アルカリ性に変える物質として注目されています。酸性の体質と言えば偏った生活による起こる生活習慣病ですね。つまりクロレラを摂ることは生活習慣病の予防に効果があるのです。
未来の食糧として注目され、研究者の数は5,000人以上を越えます。最近ではクロレラパウダーとして料理に、また青汁などの健康食品としても利用されています。
単細胞生物ということで敬遠しがちがですが、顕微鏡でしか見えない大きさなので、まるごとパウダーとして料理の一部に使われるようになりました。
クロレラを摂ることの効果
- 免疫力をアップさせる
- コレステロールや糖質の吸収を抑制
- 貧血解消
- がん予防
- 老化防止
- 感染症の予防
- 化学物質の解毒作用
- 重金属の解毒作用
老化防止や感染症の予防に効果、化学物質や重金属の解毒作用に期待されています。体の内側から悪いものを排出する役目があります。
参考:食の医学館(小学館)より
子供の栄養補助に役立つことがわかってから、子供に摂取させている過程が増えたそうです。クロレラは育ち盛りの子供に必要な栄養素をぎっしりと詰まっているのです。
副作用
副作用としては下痢、ガスなどがあります。摂りすぎると大変ですが、バランスよく摂ることで便秘解消に繋がりそうですね。
また、アレルギー症状がある方でワルファリンを服用されている方は、クロレラはビタミンKを含んでいるので担当の医師に相談してください。
その他、食事制限をされている方や乳幼児・小児は控えましょう。