長命草とは、沖縄県八重山諸島にあるセリ科の植物です。かつては育てているのではなく自然と咲いていました。野草ですね。
沖縄在住の方が「1株食べると1日長生きする」と言っていたことから長命草と言われるようになりました。
葉がボタン(牡丹)に似ていることから、日本名(和名)はボタンボウフウと言います。また八重山諸島では「サクナ」、与那国島では「グンナ」とも呼ばれています。
栄養成分
ビタミンA(β-カロテン)、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンE、食物繊維、鉄分、カルシウム、マグネシウムが含まれる栄養素があります。
- カルシウム:380mg
- カリウム:797mg
- マグネシウム:12.8mg
- ビタミンA(レチノール当量):339μg
- ビタミンC(総アスコルビン酸):110mg
- ポリフェノール:270mg
- 鉄分:1.03mg
また、ストレスや紫外線で増える活性酸素を除去するクロロゲン酸類やルインなどのポリフェノールがゴーヤーの7~8倍含まれています。
ポリフェノールは動脈硬化の防止、血圧、血糖値の上昇抑制などの効果があります。
独特の味なので食べづらい
野草として生えていて、栄養素が抜きんでている長命草ですが、それなら野菜として食べられたら健康になれるのでは?と思われるかもしれません。
残念ながら長命草は味が独特なのです。しかも明日葉よりも食べづらい味で、かなり繊維質、こうなると粉末状にして青汁やタブレット、パウダー、ドリンクとして飲むしかありません。
もちろん好みなので食べられるという方もおられます。
エネルギー量
- カロリー:68kcal
長命草の効果
- 活性酸素を除去
- 肥満対策:脂肪の燃焼を促進、体脂肪の蓄積を抑制
- 排尿:膀胱や前立腺の筋肉を緩める働き
- 副交感神経を優位にする働き:筋肉がゆるみ血管が広がると、心拍はゆっくりになり臓器の活動が活発になる
- 血流を改善:血管拡張作用があるため
- 美肌作用:乳酸菌が腸内細菌バランスを整え、老廃物を排出
体内で脂肪を燃焼させたり、血管が広がったりするので、ダイエット効果や利尿作用、副交感神経が優位になったりと、総合的な効果が期待できます。